あるメカニックの1日。
ただいま1994年エボのエンジンオーバーホールの依頼をいただき作業進行中です。ある4月の午前、クランク組立ての準備。ベアリングのチョイスをしております。
そしてこれが何時頃だったか・・・忘れました。各パーツの重量を測定し、フライホイールのバランス取り。今回は作業性を優先してバランス率は50%とします。
クランクの芯だし。このクランクはばらす前に振れをチェックしたところほとんど振れがなくとても状態がよかったのですが、元の数値と同じに戻しただけじゃ悔しいので、どっちかのシャフトの振れを1/100ミリ元の状態からつめてHDクオリティーを超えてやりましたw自己満じこまん・・・。
クランクアッセンブリーのスラスト調整。ここは実際に組まれた状態を再現して数値を決めます。今回はナットを60Nmから約72°閉めると設定して5/100ミリのスラストとしました。人によっていろんな考え方があると思いますが、私は常々「組まれた状態」を意識して物事を考えております。
おそらく午後6時ごろに完了。ここから先は外注待ちのため作業ストップです。次回完成予定。またアップします。