■Daytona TwinTec Full EFI Control System 取り付け及びセッティングサービスDaytona TwinTec

Daytona TwinTec社の日本総代理店となるサンダンス社独自のデータマッピングによる特別仕様。
インジェクションの点火効率を上げ、エンジンの回転に連動した最適な燃焼効率をもたらします。


■製品情報

株式会社 サンダンス エンタープライズ
サンダンスHP
Daytona TwinTec 紹介ページ

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取り付けからセッティングまでDRAG ONにお任せ下さい。サンダンスでの技術講習による確かな技術で対応させて頂きます。

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■取り付けセッティング事例 TCFI4キット

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2013年末からツインテックジャパンバージョン「TCFI」シリーズの取り扱いを当店で開始いたしました。その名の通りツインカム・インジェクションモデルに対応のフルコンです。

こちらのフルコン、ツインテック社とサンダンス社の共同開発に加え、日本中の取り扱いネットワーク網からのデータを元にバージョンアップを重ねてきた完成度の高い商品です。

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今回の対象がこちら。2002年FXSTB-I(改)です。エンジンがS&S製ボアアップキットによって100c.i.(1640cc)になっており、ひねりのきいたケースになります(笑)今回このような機会をくださいましたオーナーN様。多謝です!

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今回はTCFI4キットを使用します。ここで早速ボアアップされている事で問題が。2007年からスロットルボディがベンチュリー径の拡大された物に変更されたのですが今回の1640ccの排気量に2002年純正スロットルボディだと小さいかもしれない(中・高速域の特性に悪影響を及ぼす可能性あり)・・・とサンダンス側から助言をいただきました。オーナー様に変更の必要性と効果を説明し交換の了解を得て2007年以降のスロットルボディ(新品!)も合わせて用意しました。キットに付属されるリークレスフランジを用いて取り付けます。

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付きました。なぜかロッカーカバーがあいている訳ですが、他のメンテ中にオイルポンプ・カム・カムチェーンテンショナーの破損も見つかり対応致しました。そこについてはまた別の機会に。やはりツインカムのカム周りはアキレス腱のようですね・・・。

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社外マフラー使用の場合、O2センサーが付けられない物もあります。適切な位置にセンサーの目ねじを溶接にて増設します。

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試乗を重ねてエンジン回転数とスロットル開度に応じた燃料の噴射量の増減を調整。キャブでいうジェットの調整と同じような作業です。

全ての作業を終えた訳ですが、ツインテックジャパンバージョンTCFI・・・すごくいいです!大げさな話ではなく取り付け前とは別のバイクのようです。試乗は下道のみの走行で5000rpmまで引っ張ってみましたがそこまでのバラつきの無いきれいな加速、低・中速域の太いトルク感・キャブレターと同等のレスポンス。そして・・・気持ち悪いくらいwきれいな3拍子のアイドリング。私個人としても期待以上の製品で驚きました。

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ただ、注意すべきポイントもいくつかあります。アイドリングの回転数は任意で設定できるのですが、下げすぎはおすすめしません。(ちなみに今回は800rpmに設定)一つは油圧の低下。油圧に関しては高出力の社外オイルポンプへの交換で対応できます。

そしてもう一つがバッテリー電圧の低下。バッテリー電圧はアイドリングを下げたら下げただけ低下していきますが、このフルコン優秀なんですねぇ・・・ある一定の電圧以下に低下すると電圧を通常値に戻そうとアイドリングを自動的にあげてくれちゃうんです。どういう事が起きるかというとアイドリング中800rpmで3拍子を刻んでいると思ったらいきなり回転が上がり、しばらくするとまた3拍子に・・・これを繰り返します。落ち着かないです。

インジェクションモデルは各部にセンサーがあり、それらは微弱ながらも電力を必要とするため上記のような保守機能を持っているんですね。賢いわ。なのでバッテリーのコンディションが非常に重要なため、キットにはC-TEK製バッテリーチャージャーも付属しております。

価格ですが今回のTCFI4フルキット¥125500、取り付け・保守¥55000です。(保守には取り付け後にアップデートがあった際の無償バージョンアップ等を含みます)金額のハードルは高いかもですがインジェクションチューニングをご検討されている方、ツインテックジャパンバージョンを強くツヨクおすすめします!

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